Try WiMAXを体験。Speed Wi-Fi NEXT W03の使用感

Try WiMAXに申し込む

筆者は以前、WiMAX(旧規格)をMVNO(楽天シェアリー)で契約していた時期があります。
一方、現行の最新規格は「WiMAX2+」へと進化しています。

特に速度面での劇的な進化を大々的にPRしているようですので、どの程度の性能向上がみられるのかをテストするべく、UQコミュニケーションズが提供しているお試しサービスの「Try WiMAX」に申し込みました。

Try WiMAX 参考:http://www.uqwimax.jp/signup/trywimax/

ちなみに、旧規格のWiMAXの最大通信速度は、下り40Mbps/上り10.2Mbpsです(現在は下り13.3Mbps/上り10.2Mbps)。
もちろん、これらの値はギャランティ(保証)ではなく、ベストエフォート(努力目標値)という位置づけです。

筆者が以前WiMAXを契約していた当時、下り10~20Mbpsほどの速度がかなりの頻度で出たことから、「WiMAX=速い」という印象を今も持っています。
そのため、当時よりも技術的に大幅に進化したWiMAX2+の速度向上のほどを体感してみたいと考えた次第です。

3波を束ねられる最新モバイルルーターをレンタル

現行のWiMAX2+の最大通信速度は、2つの通信波を束ねるキャリアアグリゲーション技術の導入により、旧規格の5倍強に相当する下り220Mbps(機種あるいは対応エリアによっては最大110Mbpsになる場合もあります)を掲げています。

しかも、最新のWiMAXモバイルルーターであるファーウェイ(Huawei)製の「WiMAX Speed Wi-Fi NEXT W03」の場合、auの4G LTE回線(最大150Mbps)を加えた3波によるキャリアアグリケーション技術を搭載したことで、下り370Mbpsの超高速通信に対応しています。

この3波対応はエリア拡大の途上にあり、東京の渋谷周辺や、愛知の名古屋駅周辺、大阪の梅田周辺などの一部地域を皮切りに、他エリアについても順次高速化を図っていく方針となっています。そういった高速化対応の効果のほども確かめてみるつもりで、今回はW03をお借りしました。

お昼時の速度低下が少な目なのは大きな強み

お借りしたW03を持って大阪府内の各所に出向き、実際に通信速度を測定しました。
所有している格安SIMの速度も比較の為に測定してあります。

測定日:2016年11月1 0 日
無線子機:MediaPad X1
備考:HS=ハイスピードモード、HAS=ハイスピードプラスエリアモード、LTE=格安SIM(BIGLOBE)

【1】大阪市平野区長吉出戸付近

時刻 下り 上り 回線
8:12 15.89Mbps 10.85Mbps HSA
8:13 16.90Mbps 10.48Mbps HSA
8:19 11.05Mbps 9.12Mbps HS
8:20 12.18Mbps 9.14Mbps HS
8:21 5.89Mbps 30.43Mbps LTE
8:21 5.43Mbps 30.86Mbps LTE

【2】近畿大学東大阪キャンパス付近

時刻 下り 上り 回線
8:39 37.46Mbps 6.15Mbps HSA
8:40 29.47Mbps 5.66Mbps HSA
8:41 9.88Mbps 6.62Mbps HS

【3】東大阪市高井田のカフェ店内

時刻 下り 上り 回線
9:19 9.18Mbps 1.06Mbps HS
9:20 11.75Mbps 1.58Mbps HS
9:22 40.76Mbps 1.00Mbps HSA
9:24 41.14Mbps 3.48Mbps HSA
9:28 42.09Mbps 29.76Mbps LTE
9:29 7.00Mbps 28.40Mbps LTE

【4】大阪城ホール付近

時刻 下り 上り 回線
11:24 17.53Mbps 4.65Mbps HSA
11:24 11.04Mbps 3.69Mbps HSA
11:27 10.02Mbps 2.30Mbps HS
11:28 19.66Mbps 2.44Mbps HS
11:30 7.03Mbps 8.99Mbps LTE
11:31 5.77Mbps 7.89Mbps LTE

【5】大阪国際会議場(グランキューブ大阪)付近

時刻 下り 上り 回線
12:00 21.73Mbps 10.78Mbps HSA
12:01 36.08Mbps 9.85Mbps HSA

【6】大阪市北区浦江公園付近(ポケモンの巣として知る人ぞ知る存在)

時刻 下り 上り 回線
12:10 40.21Mbps 12.01Mbps HSA
12:11 45.81Mbps 12.30Mbps HSA
12:15 17.44Mbps 4.94Mbps HS
12:16 13.28Mbps 2.93Mbps HS

【7】グランフロント大阪付近

時刻 下り 上り 回線
12:31 0.42Mbps 16.12Mbps LTE
12:32 0.38Mbps 15.47Mbps LTE
12:33 11.15Mbps 4.46Mbps HSA
12:33 11.21Mbps 3.83Mbps HSA
12:34 8.59Mbps 2.84Mbps HS
12:35 6.77Mbps 6.59Mbps HS

【8】ヨドバシ梅田付近

時刻 下り 上り 回線
12:39 3.22Mbps 5.76 Mbps HS
12:40 5.61Mbps 6.41Mbps HS
12:41 0.34Mbps 6.17 Mbps LTE
12:41 0.37Mbps 8.21 Mbps LTE
12:43 38.42Mbps 10.03Mbps HSA
12:44 43.13Mbps 12.15Mbps LTE

ハイスピードモード(HS)、ハイスピードプラスエリアモード(HSA)のいずれにおいても、UQコミュニケーションズが標榜している370Mbpsや220Mbpsには遠い数値となっています。

とはいえ、最高で45Mbpsを超える下り速度を叩き出したのをはじめ、格安SIMだと著しい速度低下がみられたお昼時の都心部(ヨドバシ梅田付近やグランフロント大阪付近)においても、WiMAX2+は十分に実用的な数値を記録しています。

特に、4G LTE回線も束ねられる3波キャリアアグリゲーションの効果なのか、やはりハイスピードプラスエリアモード適用時の数値の良好さが際立っていると感じます。

一方で、WiMAX2+のネックは上り速度(最大10Mbps)です。

実際、格安SIMは上りの速さでWiMAXを上回っています。
但し、10Mbpsの規格速度を超える数値を記録する場面も見られたのが印象に残っています。

今や誰もが高画質動画を手軽に撮影して動画共有サイトやSNSにアップロードする時代ですから、できれば上り速度もアップしてもらえればありがたいと思います。

現実的な運用方法としては、たとえば、動画のアップロードの待ち時間を避けたい場合は格安SIMを使い、お昼時の回線混雑時などに下り速度の低下による不便を回避したいときにはWiMAX2+を使うといった使い分けをするのが、それぞれの強み・弱みを相互に補完しあうという点において賢い使い方と言えるかもしれません。

今回は、主に回線速度に焦点を絞ってテストしましたが、W03は視認性に優れた大型のタッチパネルを装備しており、説明書不要の直感的な操作が可能だった点も特筆しておきたいと思います。

※個人の感想です。

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