Wi-Fi WALKER NAD11(UQ WiMAX)を実際に使ってみた体験談~2年使用者編

選択した端末とその理由

筆者は2年前にWiMAXを@niftyで契約し、端末はNEC製のNAD11を選択して使っています。
当時も今と変わらず、選択できる端末は薄くて見た目がシンプルかつスタイリッシュなNEC製か、少し本体が大きくなるけれど液晶画面が大きくて見やすいファーウェイ製の2択でした。
それほど機能をじっくり吟味せず、見た目だけでNEC製のNAD11ホワイトを選択。

加入前にネットでレビューなどを確認したのですが、確かNAD11を使っている人のレビューで「タッチパネルでは操作できないが、ボタンで操作できるので問題ない」「なによりデザインが良い」という感想を目にしたことを覚えています。
それ以来このNAD11が筆者のインターネット生活のパートナーです。

@niftyから契約をしたのは、キャッシュバックがあったのとタブレット端末がプレゼントされるという特典があったため。さらにカスタマーセンターでオペレーターの対応が良かったのが決め手になりました。

小型で薄い本体

NAD11のサイズは、約109(W)×65(H)×8.2(D)mm。iPhone6と並べて撮影してみましたが、一回り小型であることが分かります。
重さは81gと軽量で小さな鞄やポケットにもスッと入ってしまうため持ち歩きにはとても便利です。
ツルツルした質感は手触りも良く、女性でも簡単に手に握れる大きさ。

表面には「WAKER WiMAX2+」と型押しされていますが、白一色なのでちらっと見ただけでは分かりません。
背面中央には薄いグレーで「UQ WiMAX」とロゴが入っていますが、こちらも本体カラーの白に近い色なので目立たないのが嬉しいです。

クレードルに差して部屋に置いてあってもシンプルなデザインと色ですんなり馴染むため、シンプルな空間作りを心掛けている人にはおすすめ。
2年前の製品ですが、デザイン性の高さは現行の製品にひけをとりません。

メイン回線、ほどほどユース 1年目

NAD11が手元に届き、電源を入れればすぐに使い始めることができました。当時23区内にあるアパートの2階に住んでいたのですが、問題なく電波が入ったことを確認し、それまで使っていたケーブルテレビのインターネットを解約することに。
以来WiMAXがインターネット利用のメイン回線となっています。

使い始めた当初、昼間は会社にいるため、帰宅後1~2時間程度のネットサーフィンで使う程度でしたが、利用にまったく問題はありませんでした。たまに外に持ち歩いて使いましたが、23区内であればどこでもインターネットに接続することができ、速度についても問題はありませんでした。

ただし2014年当時、埼玉県で接続を試みようとしたところ圏外。
それなりに住宅が連なる市街地でしたが、駅や線路からは遠く離れており、WiMAXの圏外でした。
NAD11はau 4GLTEネットワークを使うことができるハイスピードエリアモードには対応していないため、WiMAXの電波が入らなければお手上げです。

メイン回線、ハードユース 2年目

都内で全く問題を感じずに使った1年目を過ぎ、2年目に神奈川県に移転することに。
東京が近い住宅地ではありますが、丘陵地帯で自然も多い場所です。WiMAXが圏外になったらどうしよう、とドキドキしながら電源を入れたところ、無事電波が入ることを確認。

さらに職が変わり、主に在宅でインターネットを使って仕事をすることになったため、起きている時間はほぼNAD11を稼働させっぱなしという使い方に変わりました。
容量の大きいファイルのアップロードやダウンロードが多く、モバイルWi-Fiとしてはありえないくらいのハードユースとなりました。
ところが接続場所が変わり、使用時間が長くなったこのころから、時々「遅い」「繋がらない」という事態が発生するようになったのです。

「遅い」「繋がらない」ときってどうなっているの?

それまで普通にインターネットに接続して快適にブラウジングができていたのに、あるタイミングで急に読み込みが遅くなる、接続が切れている、ということが時々起こるようになりました。
「あれ?」とNAD11を確認すると、電波の入りを示すアンテナが1本しか立っていない、もしくは全く立っていない(電波がとても弱い)という表示になっているのです。NAD11を持って窓際に行くとアンテナが増えるのですが、見ていると1本になったり2本になったりと安定しないことも。

けれどいつもこういう状況ではなく、ほとんどの時間は3本立って問題なくネット接続ができています。
「時々起こるこの状況は何?!」と、頭を悩ませるのですが、しばらくすると接続の状態が復旧することが多いため、特に気にすることなく「今、NADの機嫌が悪くなった。機嫌が直るまで休憩するか」などと考えながら使用していました。

2016年5月、圏外が続く

問題が起きたのは2016年5月半ば。それまで普通に接続出来ていたのですが、急に速度が落ち、ついには接続不可に。
端末を見ると「圏外」表示。
端末を持って部屋中あちこちに移動してみたのですが、どの場所でも「圏外」のまま、ということがありました。

その日は使うことを諦め、翌朝もう一度確認してみたのですが圏外のまま。障害だろうかとスマホでWiMAXと@niftyのホームページを確認したのですが、そのような情報もありません。ネットで検索をすると「端末の電源を一度落とすと復旧することがある」と書かれていたため、試してみましたが復旧せず。
端末を持って外を歩いてみると、自宅周辺はすべて圏外。
10分ほど歩いた商店街でようやく電波を受信するという笑えない状態になっていました。

昨日までしっかり電波が入っていた場所で、急に圏外になることってあるのか?
と疑問に思いながら自宅に戻り、再度電源のON、OFFを繰り返してみるけれど状況は変わりません。途方に暮れながらももう少し様子を見ることに。スマホのテザリングでネット接続をしながらNAD11の表示を見ていたのですが、全く状況が変わりませんでした。

圏外からの復旧は思わぬ方法で

翌日になっても圏外のままだったので、故障したのではないかと疑いながらWiMAXのサポートセンターに電話をして状況を伝えてみると……
「NAD11の電源を切り、電池を取り出して、SIMカードをいったん抜いて下さい」
と言われました。

このときまで、背面のカバーが外れるのも、そこに電池が入っていることも知らず、電池を取り出すとSIMカードが抜ける、ということも初めて知りました。
抜き出したSIMを柔らかい布で拭いてもとに戻し、再び電源を入れると……
復旧しました!
ついさっきまで圏外だったのに、電波がしっかり3本!
「こんなことで直るんですか?!」
とサポートセンターのオペレーターへ思わず問うと
「理由は分からないのですが、これで復旧することが多いです」
という返答。
その後も電波の入りが悪くなるたびに電源のON、OFFを試し、それでもだめならSIMを抜き差ししています。

都心はOK、県になると厳しい

通信の安定性についてですが、隣接していても東京都ではない県の住宅地では不安定さを感じることが時々あります。

またNAD11を持って藤沢市や鎌倉市に行くと、駅周辺では電波が入るけれど駅から少し離れると圏外になる、ということが多く、それなりに人口が多く発展している市街地であっても電波が入らないのか、と驚きを感じました。海岸周辺は観光名所であってもアウトです。

都心では入らない場所を探すほうが難しく、地下鉄も駅の中なら問題無し。
走行中の電車内であっても、駅が近くなると電波を受信し始めるため、それほど不便は感じません。

速度計測

ところでいったい速度はどれくらい出ているのか、測定してみました。
WiMAXのギガ放題では3日間で3GBを超える通信を行うと通信制限がかかります。制限後の速度は「動画視聴が問題なくできる程度」であると公表されています。

筆者は毎日の通信量が非常に多く(月間約60MB前後)この測定をしたときもおそらく制限がかかっているだろうと思われます
(使用していて、「今日は遅い!今日から制限がかかった」と感じることはありません。つまり制限された速度でも問題なく使えています)

NAD11での速度は3.95Mbps。

 

参考:http://www.musen-lan.com/speed/

ついでに手持ちのauのスマホでテザリングし、その速度も測定してみました。
auでのテザリングだと33.78Mbps。

参考:http://www.musen-lan.com/speed/

さすがに早いな、と感じます。
しかしNAD11を使ったWiMAXでの接続でも、筆者の体感では不満を感じるほどではありません。

電源オフと起動に時間がかかる

NAD11の電源ON、OFFは端末上部の縁にあるシルバーの小さなボタンを長押しすることで操作できます。
電源が入った状態でしばらく押すと「休止状態に移行します」という表示が出て電源が落ちるのですが、この記事を書きながら測定したところ、ボタンを押して電源が切れるまでは13秒。
電源を入れるためには同じく電源ボタンボタンを長押しすると「Please Wait」という表示が出て、電源が入るまで20秒かかりました。

この上部の電源ボタンは非常に小さく、押しやすいかと言われると間違いなく押しにくいです。

けれどその分、持ち歩いていても間違って押してしまったということがないため、誤作動は起こりにくいデザインであるといえます。

設定ボタンは更に押しにくい

端末上部の縁には、電源ボタンと並んでさらに小さい白いボタンがあります。
これが設定を確認したり変更したりするためのボタンです。
このボタンが本当に小さく、設定の確認や変更は「やりにくい」の一言に尽きます。

設定ボタンを押すことで、端末情報や無線LAN情報といったメニューを選択することができ、見たいメニューを表示させた状態で設定ボタンを長押しするとその下に設定されているメニューを見ることができます。
小さいうえに少し強い力で押さなければいけないので、できれば設定の確認や変更はしたくない、というのが正直なところ。
ただやはり押しにくいだけあって、誤って押してしまうことによる誤作動はありません。
また小さく目立たないボタンにしていることで、端末全体のデザイン性が上がっていることもあり「仕方がない」とも言えます。

電池の持ちは問題無し

NAD11をかなりハードに2年間使ってきましたが、電池の持ちについて不満を感じたことはありません。
仕様書を見るとWiMAX2+で420分の連続通信が可能とされています。確かに一日持ち歩いていても電池が切れたということはなく、PCでの接続、スマホでの接続、どちらでも長時間使うことが可能です。

筆者は一度電池を交換していますが、交換前も交換後も、電池の持ちについてはじゅうぶん。出先でカフェなどに入ってネットにつなぎながらパソコンで数時間作業するときにも問題なく使用できています。
パソコンを持ち歩くときは端末を繋ぐケーブルも持っていることが多いため、電池が少なってきたらパソコンとつないでしまえば電池切れの心配もありません。

電池が膨張していた

先ほど「一度電池を交換している」と書きましたが、使用して1年半くらい経過した頃、ふと見てみるとNAD11の本体が膨らんでいることに気づきました。蓋を外してみると電池が膨張していたため、電池だけ交換することに。

Amazonにて2,000円ほどで購入することができたので、現在は新しい電池を入れてあります。
古い膨張した電池がまだ手元に残っていたので、並べて写真を撮ってみました。
手前の電池が古いほうです。膨張しているのが分かるでしょうか?

保証期間内であれば修理に……と思ったのですが、保証期間は最初の1年間だけだったため、保証期間外となり、自腹で電池を購入しました。2,000円程度の出費で済んだので、結果オーライです。

総評

約2年間使っているNAD11ですが、概ね満足しています。

メインで利用している場所が神奈川県内の駅からは離れた住宅地ですが、時々電波が不安定になります。
電源のON、OFF、SIMの抜き差しで復旧することが多いのですが、復旧しない場合は様子を見ながら使い、電波状況が回復するのを待っています。短時間で回復することが多いので、ストレスを感じるほどではありません・

白くてつるんとした薄い本体は持ち歩きしやすく、デザイン性は抜群です。ただし電源ボタンや設定ボタンが押しにくく、操作しにくいというデメリットがあります。
その反面、鞄の中で間違って押してしまったということは起こりにくい設計です。

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